モノレールの工作車

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2018/3/29 工作車の保守点検作業(北九州モノレール)
〜新型工作車601および202号との連結走行試験〜
小倉駅を出る北九州モノレール工作車202と601
今日の一枚「工作車202&新型工作車601」
小倉駅

-工作車の保守点検作業(北九州モノレール)-

工作車(モノレールの保線作業車)は、モノレールの営業運転が終了した深夜、
軌道の保守を行うモノレール専用の事業用車両(保線車両)です。
このページでは、普段見ることの出来ない工作車の作業風景を画像で紹介します。


2018年3月29日、北九州モノレール社の夜間保守作業の撮影を行いました。
撮影自体には訪れていたものの、ページとして追加するのはおよそ1年半ぶりとなります。

今夜は、先日北九州モノレール社に搬入された新型工作車「601」が出場します。今回の撮影はこの新型工作車の撮影が主目的でした。

北九州モノレール工作車301
  現場には11時過ぎに到着、工作車301号にケーブル設置用の冶具が設置されている最中でした。
さらに、クレーン付き工作車のクレーンを用いて、更新用と推定されるケーブルが工作車301の天井部より同車内に積み込んでいました。

日も跨ぐ深夜24時30分、最終の営業車両が企救丘車両基地に戻ってきました。
いよいよ今夜の保守作業に従事するため、保守部隊(工作車群)が出場します。

なお、今夜出場する工作車は新たに導入された新型工作車「601」を含む、計6台。これは、クレーン付き工作車以外の全ての工作車が出場する事を意味します。

待機中の北九州モノレール工作車201
北九州モノレール工作車201
北九州モノレール工作車201
北九州モノレール工作車201
トラバーサで本線に出る工作車501
トラバーサ上の工作車501

トラバーサ上の工作車301

隊列を整える工作車群


新型工作車601も出場

トラバーサ上の新型工作車601

工作車201、工作車501、工作車301、新型工作車601および工作車202の順でトラバーサより基地内線に出場、先の分岐部手前で隊列を整えます。

隊列最後尾に工作車202が付いた所で、工作車201を筆頭に順次発進していきます。
基地内線を周回し、各工作車が一路企救丘駅を目指します。

北九州モノレール工作車601

北九州モノレール工作車501
 
北九州モノレール工作車301
 
北九州モノレール工作車601

北九州モノレール工作車202

北九州モノレール工作車501

北九州モノレール工作車601

北九州モノレール工作車601
 企救丘駅を出る北九州モノレール工作車501
企救丘駅を出発する工作車501
 
企救丘駅を出発する工作車301

今回、連結走行試験(後述)に従事する新型工作車601および工作車202は、下り線を使用。隊列の前半に配置されていた工作車201、工作車501および工作車301については、まずは下り線側の作業に従事する様です。
   
徳力嵐山口〜徳力公団前駅間を行く工作車群

工作車5台+新型1台によるフル出場による作業は、私自身ほとんど出会った経験がありません。
営業車両と異なって、写真の様に上り線下り線を同じ方向に進んでいくパターンもありつつ、この景色はとても迫力があります。

本日は平日ど真ん中という事で、ターゲットを新型工作車601および共に連結走行試験(後述)に従事する工作車202を中心に追ってございます。以降、該当外の工作車の画像はあまり出てきませんので、この点ご了承下さい。

守恒駅付近より以降は新型工作車601および工作車202を追います。
今夜は新型工作車601および工作車202の2台による連結走行試験が行われるという事で、このまま一路「小倉駅」を目指しました。
 
   
北九州モノレール工作車601
(小倉駅)
新型工作車601が小倉駅構内に到着、撮影はペデストリアンデッキ上より行っています。
この後、工作車202が後を追って到着。

小倉駅周辺のペデストリアンデッキは、駅コンコース部を除いて深夜でも開放されています。
日中多くの人で賑わうこの場所も、この時間帯ではほとんど人を見かけません。
しかしながら小倉都心部に位置するこの周辺は、今の時間帯でも多くの光源が存在しています。いつもの撮影に比べると、ピントを拾ったり、ISO感度を抑えられたりと、写真を撮るという意味では少しハードルが低そうです。つまり失敗は許されません。

なんだかんだバタバタしてしまう事を嫌い普段は望遠を装着しています。今回はしっかり画像データを得たかったので、一眼レフのレンズは単焦点の50mm-f1.8を使用する事にしました。

 
   

新型工作車601および工作車202が連結棒で連結されます。

時刻は深夜2時前後、新型工作車601および工作車202の連結走行による試験が始まりました。
小倉駅構内を企救丘方向へ出発します。

   

企救丘方向へ出発した新型工作車601および工作車202。おそらく今後撮影する事が出来ないと推定される絵となりました。

新型工作車601および工作車202の連結走行試験は途中ところどころ徐行しつつ各種の確認作業が行われていました。
 
連結走行試験中の北九州モノレール工作車201および601   
小倉駅ペデストリアンデッキと比較し、この辺りから光源が減っていきます。近くを通過中もピントを回収しきれず、遠ざかっていく工作車について、周辺にピントを置き撮影しました。

旦過〜香春口三萩野駅間を通過する新型工作車601および工作車202。

次の撮影ポイントはGL(道路位)と軌道桁高さが比較的小さくなる城野駅周辺。高速道路下をモノレールが通っている事でも有名なこのポイントで撮影しました。

 

城野駅を通過した新型工作車601および工作車202
 
城野〜北方駅間を行く新型工作車601および工作車202。
   
 
高速道路下の軌道桁を企救丘方向へ行く新型工作車601および工作車202
さて、上述した様に今夜の撮影はここで終了です。
この時期を過ぎたらまた十分な準備をしつつ、改めて保守部隊の撮影に伺いたいと思います。

以上、最後までご覧くださり誠にありがとうございました。
/mjws編集 tt
 



※ご安全に
深夜の撮影は、
・自動車車両より撮影者が確認困難であるため轢かれる危険性が増大する事。
・寒さによる体調不良 等 リスクが伴います。
撮影時は撮影者様各位にて十二分な危険予知および安全対策をお願いいたします。

 
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