北九州高速鉄道
北九州モノレール 新小倉駅延伸
![]() 在りし日の小倉駅軌道末端部分 現在では中央上部の半筒形状部より小倉駅(手前)へ向かってモノレール軌道が延びる。 なお、小倉駅への延伸時はPC軌道桁は使用せず、全区間鋼製軌道桁を採用した。 そのため、PC軌道桁製作場が建設される事は無かった。 |
![]() こちらは小倉駅(現平和通駅)旦過側下部。 コンコース部は上下に隅切りを取ってボリュームを小さく見せ、車道部分の採光に有利になるよう配慮された構造となっている。 駅下部の中央分離帯に設置されていたモニュメントは、 後に企救丘車両基地内へ移設される事となった。 |
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![]() 旧小倉駅の現在 |
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![]() 小倉駅(現平和通駅)軌道末端部分を駅下部から見上げる。 下部の歩道は切断された状態。 |
![]() 小倉駅(現平和通駅)軌道末端部分を下から見上げる。 |
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旧小倉(現平和通)は、最上層はプラットホーム、その下にコンコースおよび歩行者用連絡通路およびエスカレーター等の施設で構成される駅舎で、他の標準型の駅舎に対し小倉型と呼称されます。 各層はエスカレーター、階段で結ばれ、交通機関の乗り換えの利便、既存都市機能との結節の強化が図られています。 旧小倉駅(現平和通)(以下、旧小倉駅と略記)は、北九州モノレール小倉線の他の駅(標準駅)と比較して特異的な構造および外観を持っています。 外壁については、他の標準駅がGRCパネルを採用したのに対し、旧小倉駅ではアルミパネルを採用しています。
ターミナル駅として機能させる事が前提であった旧小倉駅では、他の標準駅の約2倍の施設規模で計画されました。このため、ボリュームを小さく見せ、柔らかく、スレンダーにする必要がありました。 不必要な出隅部分はカットされ、大胆な曲線を採用することにより景観性を考慮したデザインとなっています。 標準駅で用いられる外壁(GRCという材料)は、セメント、砂等よりなるモルタルに、引張り曲げの強度を持たせるため、特殊なガラス繊維(耐アルカリ性等)をモルタルと同時に吹き付けて形成し(ダイレクトスプレー工法)補強した物です。 GRCでは大きな曲線を成形する場合、モールドの数などにより不経済になり易く、デザイン的にも制約が多い事等がデメリットととなりました。 そこで、経済性ではGRCパネルに劣るものの、加工性、意匠性で勝るアルミパネルを旧小倉駅では採用する事となりました。 |
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![]() 小倉駅(現平和通駅)軌道末端部分。 末端に設置されていた半筒形状部は撤去され、仮の車止めが設置されている。 |
![]() 小倉駅(現平和通駅)軌道末端部分(1996年10月13日) 末端に設置されていた半筒形状部およびPC軌道桁が撤去された。 続いて同場所には、鋼製の軌道桁が設置された。 |
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![]() 建設中のJR小倉駅外観。 右手に見える看板下が仮の駅改札口となる。 |
![]() 建設中のJR小倉駅に設置された完成予想看板。 駅にモノレールが吸い込まれていく姿を想像するだけでワクワクさせられた。 |
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![]() 新小倉駅の現在 |
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![]() 1996/10/13 |
![]() 1996/10/13 |
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![]() 上下写真の現在の様子 |
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![]() 小倉駅(現平和通駅)へと連立するモノレール支柱 モノレールの延伸によって、小倉駅前の風景もガラッと変わってゆく。 |
![]() 2015年現在 |
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![]() 左手に在りし日の「そごう」が見える。 現在は井筒屋(コレット)となっている。 |
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![]() 2015年現在 |
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![]() 小倉駅(現平和通駅)前の交差点付近。 左右方向に西鉄路面電車が走っていた。 |
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![]() 1996/10/13 →4ヵ月後 |
![]() 1997/2/14 軌道に碍子および架線が設置されていた。 奥に見える新小倉駅が、ついにその姿を現してきた。 (左写真との比較) |
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![]() 1996/10/13 → 4ヵ月後 |
![]() 1997/2/14 翌年2月には鋼軌道へ交換されていた。 |
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![]() 完成後の状況(2015年現在) |
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![]() 完成後の状況(2015年現在) |
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![]() 1997/4/29 |
![]() 1997/4/29 |
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![]() ↑1997年 ↓現在 ![]() |
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北九州モノレール鉄道の日記念号車内 延伸開業を前に、北九州モノレールの歴史資料が展示されました。 |
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![]() 97年12月25日 |
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![]() ![]() 延伸開業も迫り、報道各社の取材が本格化 |
【延伸部の試運転】 |
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![]() 98年2月21日 試運転中写真 |
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![]() 通常ワンマン表示が置かれている位置には「試運転」の文字 |
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そして、1998年4月1日、ダイヤ改正と共に延伸開業が果たされました。 |