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mjws編集室

2025年度 MJWS活動概要

開設20周年の節目と、国内外モノレール取材の継続

2025年度は、MJWSにとって開設20周年にあたる節目の年となりました。

この一年は、これまで蓄積してきた国内外のモノレール資料を改めて整理しながら、海外取材、国内の延伸関連活動、YouTubeでの動画発信、NPO法人多摩モノレールとまちづくりとの連携など、幅広い活動を継続した年度となりました。

海外モノレール関連施設の取材

2025年度は、マレーシアおよびドイツでの現地取材を実施しました。

マレーシアでは、かつてモノレール車両製造に関わったスコミ社の工場跡地を訪問し、同社の痕跡や周辺状況を確認しました。また、プトラジャヤでは、モノレール未成線の遺構を探索し、現地に残る構造物や計画の名残を記録しました。完成に至らなかったモノレール計画であっても、その痕跡を記録しておくことは、世界のモノレール史を追ううえで重要な資料になると考えています。

ドイツでは、デュッセルドルフ国際空港の交通システム、フューリンゲン試験線跡地、ドルトムント工科大学、そしてブッパータール懸垂鉄道を取材しました。なかでもブッパータール懸垂鉄道は、世界的にも非常に貴重な懸垂式鉄道であり、現在も都市交通として運行を続ける歴史的な存在です。現地では、駅構造、車両、走行区間、都市との関係などを記録し、今後のMJWS記事・動画資料として活用していく予定です。

大阪モノレール延伸ルート調査

国内取材では、大阪モノレール瓜生堂延伸ルートについても、MJWS大阪のみーさんとともに詳しく調査を行いました。

瓜生堂延伸は、大阪モノレール本線を門真市駅から南側へ延伸し、東大阪方面へ接続していく大規模な延伸事業です。現地では、延伸ルート周辺の道路状況、駅予定地周辺、構造物の位置関係、沿線の変化などを確認し、工事進捗や将来の路線イメージを記録しました。

特に、既存市街地の中をどのようにモノレールが通過していくのか、駅周辺のまちづくりとどのように結びつくのかという点は、延伸路線を考えるうえで重要な視点となります。現地確認を通じて、図面や資料だけでは分かりにくい沿線の空気感や、実際の都市空間との関係を把握することができました。

今回の調査内容は、今後の大阪モノレール延伸関連の記事・動画制作に活用していく予定です。

国内の延伸関連活動

国内では、大阪モノレールのほか、都市モノレールの延伸計画や構想路線周辺地域に関する活動にも継続して関わりました。

特に、多摩都市モノレール延伸に関連する地域活動として、NPO法人多摩モノレールとまちづくりの活動に参加し、通常総会への対応、町田・相模原経済同友会例会の取材、町田市および東京都との打合せなどに対応しました。

また、MJWS代表の田村拓丸は、NPO法人多摩モノレールとまちづくりにおいて、専務理事を引き続き拝命しました。MJWSとして長年取り組んできたモノレール情報の記録・発信に加え、地域のまちづくりや延伸機運の醸成に関する活動にも、専門的な立場から関わっています。

NPO法人多摩モノレールとまちづくりの設立 田村拓丸が専務理事に就任
NPO法人の設立(2024年)
町田未来駅シンポジウムでの講演(講師 田村拓丸)
町田未来駅シンポジウムでの講演(2021年)


今後も、モノレールを単なる交通機関としてだけでなく、地域づくりや都市交通の視点からも捉え、情報発信を進めていきます。

20周年関連の取り組み

2025年度は、MJWS開設20周年にあわせたロゴ改定も行いました。

新たなロゴは、これまでの活動の積み重ねを受け継ぎながら、今後のMJWSの発信をより分かりやすく、親しみやすいものにしていくための象徴として位置付けています。あわせて、20周年関連のアイコン制作も進め、ウェブサイトや動画、各種告知などでの活用を図りました。

YouTubeでの動画発信

YouTubeチャンネルについても、2025年度を通じて動画発信を継続しました。

2025年は、国内外のモノレール路線、延伸計画、未成線、現地取材、駅設備、軌道構造などをテーマに動画を公開しました。主な公開動画としては、「東京モノレール2025年正月記念ヘッドマーク」、「NPO法人多摩モノレールとまちづくり第一回通常総会」、「多摩モノレール町田延伸新ルート講演レポ」、「大阪モノレール瓜生堂延伸ルート調査」、「マレーシア・スコミ社関連取材」、「ドイツ・ブッパータール懸垂鉄道取材」などがあります。

これらの動画では、現地を歩いて確認した情報をもとに、写真や文章だけでは伝わりにくいモノレールの構造、駅周辺の変化、沿線の雰囲気、計画路線の現状などを紹介しました。特に延伸関連の動画では、完成後の路線図だけではなく、実際の予定地周辺を歩くことで、モノレールが地域にどのように入っていくのかを視覚的に伝えることを重視しました。

2025年に公開した動画の年間合計視聴回数は、約53.8万回(視聴合計時間3.0万時間)となりました。チャンネル登録者数についても引き続き増加し、2025年12月時点で1.3万人に到達しました。日頃より動画をご覧いただいている皆さまの応援により、MJWSの発信はウェブサイトだけでなく、動画媒体としても広がりを見せています。

今後も、ウェブサイトの記事とYouTube動画を組み合わせながら、モノレールの魅力や技術的特徴、各地の計画・延伸の動きを多面的に伝えていきます。

その他の活動

その他の活動として、LINEスタンプ第2弾の制作も進めました。また、万博鉄道まつり2025への出展についても計画していましたが、こちらは最終的に中止となりました。イベント出展については、今後も機会を見ながら検討していく予定です。

2025年度の活動体制は、主要活動人員3名(東京都、大阪府、神奈川県)、その他活動人員3名(東京都、福岡県)、東京都町田市域におけるオブザーバー参加2名の計8名体制となりました。小規模な体制ではありますが、国内外の現地取材、資料整理、記事作成、動画制作、地域活動への協力を継続し、モノレール専門情報の発信に取り組みました。

今後に向けて

2025年度は、MJWS開設20周年という節目を迎えるとともに、海外取材、国内延伸関連活動、動画発信、地域連携を継続した一年となりました。

今後もMJWSでは、国内外のモノレールに関する記録と発信を続け、サイトをご覧いただく皆さまにとって有益な情報をお届けできるよう活動してまいります。


編集室だより

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