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-2026年度-

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上野動物園モノレール後継の新たな乗り物、
整備内容を公表

2026.3.30

3両編成・定員60名、2029年度の供用開始を目指す

東京都は2026年3月27日、恩賜上野動物園で整備を進めている「新たな乗り物」について、具体的な整備内容を公表しました。

 
東京都建設局 報道発表資料 2026年3月27日 より

この新たな乗り物は、かつて上野動物園の東園と西園を結んでいた東京都懸垂電車上野懸垂線、通称「上野動物園モノレール」に代わる移動手段として計画されているものです。旧上野動物園モノレールは、東園駅と西園駅を結ぶ短い路線ながら、長年にわたり来園者に親しまれてきましたが、車両や設備の老朽化などを背景に2019年11月から運行を休止し、2023年12月27日に正式に廃止されました。

今回公表された新たな乗り物は、3両編成で、編成長は約21m。定員は60名、軌道全長は約340mで、東園と西園を約3分半で結ぶ計画です。最高走行速度は20km/h、最大勾配は約2度とされており、園内の移動手段としてだけでなく、車窓からの眺望を楽しめる乗り物として整備されます。

車両は、上り勾配ではモーターで駆動し、下り勾配では条件により位置エネルギーを利用して走行する省エネシステムを採用する予定です。また、車内には車いすやベビーカーでも乗車できるスペースを確保するなど、バリアフリーにも配慮した設計となります。

ルートについては、展示動物への影響に配慮しながら、東園と西園を結ぶ形で整備されます。西園側の駅舎は不忍池に張り出して配置される計画で、走行区間の最高高さは、地面から車両床面まで約14mに達する予定です。上野動物園の地形や景観を活かしながら、来園者に新しい園内移動の体験を提供するものとなりそうです。

駅舎についても、東園・西園それぞれで特徴あるデザインが示されました。東園駅舎は、建築面積・延床面積ともに約500㎡、高さ約9mの施設として計画され、樹林に溶け込む曲線を活かしたデザインが採用されます。駅舎内には、旧上野動物園モノレールの思い出を継承するため、車両の部品やモノレールの歴史を記したパネル等を展示する予定です。

一方、西園駅舎は、建築面積約600㎡、延床面積約800㎡、高さ約15mの施設として計画されています。1階にはフードショップやギフトショップ、2階には展望テラス、3階には乗り場を配置する予定で、不忍池を一望できる開放的な駅舎となる見込みです。屋根にはソーラーパネルを設置し、環境にも配慮した施設として整備されます。

東京都は、2026年度に工事へ着手し、2029年度の供用開始を目指すとしています。また、乗り物の名称については、今後公募を行う予定です。

上野動物園モノレールは、1957年の開業以来、園内の移動手段であると同時に、上野動物園を象徴する乗り物として多くの来園者に親しまれてきました。廃止後も、その記憶を惜しむ声は少なくありません。

今回公表された新たな乗り物は、旧モノレールそのものの復活ではありませんが、東園と西園を結ぶ役割を引き継ぎながら、バリアフリー性、省エネ性、眺望性を備えた新しい園内交通として整備されます。モノレールの記憶を継承しつつ、上野動物園の新たな魅力をつくるプロジェクトとして、今後の工事進捗や名称公募にも注目が集まります。



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