
モノレールニュース
-2026年度-
その他
多摩モノレール延伸、
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多摩都市モノレール株式会社は、上北台駅からJR箱根ケ崎駅方面へ延伸する計画について、2026年5月22日付で国土交通大臣より「軌道第一次分割工事施行認可」を取得したと発表しました。今回の認可対象は、支柱、軌道桁、駅舎等に関するもので、長年にわたり検討が進められてきた多摩都市モノレール延伸計画が、工事着手に向けてさらに大きく前進した形です。
多摩都市モノレールは現在、多摩センター駅から上北台駅までの約16kmで運行されています。今回の延伸区間は、現在の北側終点である上北台駅から、武蔵村山市内を経由し、JR八高線の箱根ケ崎駅方面へ至るルートです。東京都の発表では、延伸区間は約7.1kmとされ、都市モノレール専用道として整備される計画です。
この計画では、2025年5月9日に軌道法に基づく軌道事業特許を取得しており、その後、2025年5月20日に「軌道第一次分割工事施行認可」を申請していました。今回の認可取得により、軌道法上必要となる工事施行手続きのうち、土木関係を中心とする第一次分の認可が整ったことになります。
![]() 2025年5月9日 多摩モノレール株式会社 プレスリリースより |
軌道法では、軌道事業者が工事を行うためには、国土交通大臣の特許を受けた後、工事施行認可を取得する必要があります。多摩都市モノレールの発表によると、分割工事施行認可申請とは、工事施行の申請を一括ではなく、土木関係を主とする第一次と、電気関係を主とする第二次に分けて申請するものとされています。今回の認可は、そのうち第一次にあたるものです。
東京都は2025年11月27日、上北台駅からJR箱根ケ崎駅方面への延伸事業について、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手すると発表していました。東京都の資料では、インフラ部にあたる支柱、桁、駅舎等の骨格を形成する構造部分の事業費を904億円、車両、電車線、券売機等を含むインフラ外部をあわせた総額を約1,290億円としています。
延伸が実現すると、JR箱根ケ崎駅方面から多摩センター方面までがモノレールで結ばれることになり、多摩地域の南北方向の公共交通ネットワークが強化されます。東京都は、延伸によって多摩地域のアクセス利便性向上に加え、沿線だけでなく多摩地域全体の活力や魅力の向上が期待されるとしています。
また、延伸ルートの中心となる武蔵村山市にとっても、この計画は大きな意味を持ちます。武蔵村山市は、東京49市区の中で唯一、鉄道駅のない市として知られてきましたが、延伸後は市内に複数の新駅が設けられる予定です。市は、2030年代半ばの延伸に向け、沿線まちづくりの取組を進めています。
多摩都市モノレール上北台~箱根ケ崎間延伸は、単なる路線延長ではなく、多摩地域北部の交通環境とまちづくりを大きく変える可能性を持つプロジェクトです。今回の「軌道第一次分割工事施行認可」取得により、構想・計画段階から、実際の整備に向けた段階へと着実に移りつつあります。2030年代半ばの開業を目指す同計画の今後の進展に注目が集まります。
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