1.東京モノレール 工作車 DE-48
国内においても最も早い時期に開業に至った東京モノレールでは、実に様々なタイプの工作車を保有しています。特に同社路線は、海上および地下区間を多数配しており他の路線において地上よりアプローチする作業も専用の工作車を用いる事で対応しています。具体的には普通工作車と呼ばれる多機能作業車の他に、牽引機能に特化する牽引工作車や、軌道検測に特化する測定台車等が挙げられます。
モノレール用の工作車は、保守用途や動力方式の違いに応じて複数の形式に区分されます。代表的なものとしては、ディーゼル牽引工作車、ディーゼル普通工作車、ならびにバッテリー式のMB工作車が挙げられます。なお、DEは
Diesel Engine、MBは Motor Battery の略称であり、それぞれの車両に採用される動力方式を示しています。このほか、動力を持たない付随車として、T-の記号を付されるトレーラー車が存在します。
ディーゼル牽引工作車は、主として架線作業貨車の輸送や保守用車両の牽引を担う形式であり、夜間保守作業や設備更新作業において中核的な役割を果たします。これに対し、ディーゼル普通工作車は、資材輸送、巡視、点検、軽作業対応など、より汎用的な保守業務に充当される車両です。
一方、MB工作車は、モーターとバッテリーを用いた電動方式を採用することで、排気ガスを発生させないという特性を有しています。このため、沿線環境への配慮が特に求められる都心部や、換気条件に制約のあるトンネル内部などを中心に運用される例が多く見られます。
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