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東京モノレールの工作車


1.東京モノレール 工作車 MB-5 MB-6

東京モノレールでは、軌道や設備の点検・保守を行うため、各種の専用工作車が使用されています。その中でも MB-5・MB-6 は、バッテリーを動力とする小型の保守用車両として導入された工作車です。MB は Motor Battery の略称であり、モーターとバッテリーによる電動方式を採用していることを示しています。主に夜間の保守作業や点検作業に使用され、モノレールの安全運行を支える重要な役割を担っています。

これらの車両は、一般鉄道の保線車両とは異なり、跨座式モノレール特有の構造条件に対応した専用設計となっています。跨座式モノレールでは、列車がコンクリート製の軌道桁上面を走行するため、保守用車両についても同様に軌道桁上を安全に走行できる専用の走行装置と車体構造が求められます。MB-5 および MB-6 は、このようなモノレール特有の軌道条件に適合する小型工作車として設計されており、限られた作業空間の中でも効率的に巡視、点検、軽作業、資材運搬などを行えるよう配慮されています。

 
動力にバッテリー方式を採用している点も、MB 工作車の大きな特徴です。ディーゼルエンジンを用いないため排気ガスを発生せず、騒音も比較的抑えられることから、都心部や駅周辺、あるいは換気条件に制約のある区間など、環境条件への配慮が求められる場所での作業に適しています。こうした特性により、MB 工作車は都市型モノレールにおける日常保守に適した形式として位置付けられています。

一方、モノレールの工作車には、MB 工作車のほかに DE 形式の車両も存在します。DE は Diesel Engine の略称であり、主として架線作業貨車の輸送を担うディーゼル牽引工作車や、資材輸送・巡視・点検などに用いられるディーゼル普通工作車として運用されています。また、このほかに動力を持たない付随車として、T- の記号を付されるトレーラー車が連結される場合もあります。これらの各形式は、用途や作業条件に応じて使い分けられ、モノレールの保守体系を構成しています。

工作車MB-6 昭和島車両基地にて

工作車MB-6 昭和島車両基地にて

工作車MB-6 昭和島車両基地にて

工作車MB-6 昭和島車両基地にて
   
東京モノレールの路線には、羽田空港周辺のトンネル区間や駅施設の屋根下など、建築限界が限られる区間も存在します。このため、工作車MB-5(MB-6)は屋根が開閉できる構造になっています。 


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