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モノレールデータベース

【モノレールの速度(スピード)】

モノレールの速度一覧を表に示します。
(各路線別に表記、参考として動作性能欄を表記しております。)
試験時および開発時の設計最高速度は(運用外)に表記しております。
廃線または運用外となった車両についても(運用外)に表記しております。



【車両動作性能:速度】日本国内-路線別
速度 車両
型式
(代表)
動作性能 備考
加速度 減速度 減速度 地域 方式
営業
最高
速度
設計
最高
速度
常用 常用 非常
[km] [km] [km/h/s] [km/h/s] [km/h/s]
東京モノレール 80 90 10000 3.5 4.0 4.5 日本 ALWEG.org
大阪モノレール 75 80 3000 3.0 4.0 - 日本 ALWEG.jp
湘南モノレール 75 - 5000 - - - 日本 SAFEGE
北九州モノレール 65 80 1000 3.5 4.0 - 日本 ALWEG.jp
多摩都市モノレール 65 80 1000 3.0 4.0 4.5 日本 ALWEG.jp
沖縄都市モノレール 65 - 1000 3.5 4.0 4.5 日本 ALWEG.jp
千葉都市モノレール 65 - type0 3.5 3.5 4.5 日本 SAFEGE
ディズニーリゾートライン 54 - リゾートライナー - - - 日本 ALWEG.jp

日本国内-路線別


 モノレール各路線における最高速度は、その路線ごとの設計思想や運用目的に基づいて定められており、単純に速度の数値だけで性能を評価することは適切ではありません。たとえば、東京モノレール、大阪モノレール、北九州モノレール、多摩モノレールでは、それぞれ都市交通、空港アクセス、地域内輸送など異なる役割を担っているため、最高速度の設定にもそれぞれ独自の背景があります。
 「営業最高速度」は実際の運行において達成可能な速度であり、安全性、信号保安装置、軌道条件など多様な制約に基づいて決定されます。一方で「設計最高速度」は、車両の構造、駆動方式、制御装置などが理論上許容する限界速度を指します。営業最高速度が設計最高速度に達していない場合も多く、その差異は機器の仕様変更や改修の要否にも関わってきます。
 東京モノレール羽田空港線は、国内のモノレール路線の中でも営業最高速度が最も高い80km/hに設定されており、他の鉄道路線や空港アクセス交通との競合が激しい路線です。このような背景から、高速化は継続的な課題となっています。同線に導入されている10000形およびそれに先行する2000形は、いずれも設計最高速度を90km/hとしています。なお、これに先立つ1000形は設計最高速度が80km/hであり、世代を追うごとに性能が向上していることがわかります。ただし、実際の営業運転では、設計最高速度を最大限に活かすわけではなく、安全確保や信号設備との調和、軌道構造の限界などを考慮した上で、速度は80km/hに制限されています。VVVFインバータ制御や回生ブレーキ、ATC(自動列車制御装置)などの先進的な制御技術が導入されているとはいえ、それらの性能をフルに活用するためには、軌道・電力供給・保安装置の全体的な最適化が不可欠です。一方、大阪モノレールでは営業最高速度が75km/hに設定されており、こちらも路線延長や駅間距離、都市環境などを踏まえた上での合理的な速度設計となっています。北九州モノレールや多摩モノレールも、各都市の地形や輸送需要に即した速度・仕様が選定されており、最高速度の違いはそのまま設計・運用上の意図の反映であるといえます。このように、モノレールの性能を語る上では、単に最高速度の数値を見るのではなく、それが達成されるまでの技術的背景や、運用上の要請、車両・軌道の設計特性までを総合的に理解することが求められます。

国内最速の営業速度を誇る東京モノレール(時速80km/h)。
大阪モノレールc田村拓丸
日本跨座式では大阪モノレールがトップ(時速75km/h)。
湘南モノレール500形cMJWS田村拓丸懸垂式では湘南モノレールがトップ(時速75km/h)。



【車両動作性能:速度】全世界
速度 車両
型式
(タイプ)
動作性能 備考
加速度 減速度 減速度 地域 方式
営業
最高
速度
設計
最高
速度
常用 常用 非常
[km] [km] [km/h/s] [km/h/s] [km/h/s]
東京モノレール 80 90 10000 3.5 4.0 4.5 日本 ALW.org
東京モノレール 80 90 2000 3.5 4.0 - 日本 ALW.org
東京モノレール 80 80 1000 3.5 4.0 - 日本 ALW.org
ムンバイモノレール 80 - Sutra Gen2 - - - インド ALW.scomi
タイ イエローライン 80 - INNOVIA300 - - - タイ ALW.bom
タイ ピンクライン 80 - INNOVIA300 - - - タイ ALW.bom
蕪湖軌道交通1号線 80 - INNOVIA300 - - - 中国 ALW.bom
蕪湖軌道交通2号線 80 - INNOVIA300 - - - 中国 ALW.bom
ラスベガスモノレール 80 - INNOVIA200 - - - USA ALW.bom
サンパウロメトロ15号線 80 - INNOVIA300 - - - USA ALW.bom
新行政首都線 80 - INNOVIA300 - - - エジプト ALW.bom
10月6日市線 80 - INNOVIA300 - - - エジプト ALW.bom
重慶軌道交通2号線 75 80 QKZ2 3.0 4.0 4.5 中国 ALW.jp
重慶軌道交通2号線 75 80 CCD - - - 中国 ALW.chn
重慶軌道交通3号線 75 80 QKZ11 3.0 4.0 4.5 中国 ALW.chn
大阪モノレール 75 80 3000 3.0 4.0 - 日本 ALW.jp
大阪モノレール 75 80 2000 3.0 4.0 - 日本 ALW.jp
大阪モノレール 75 80 1000 3.0 4.0 - 日本 ALW.jp
湘南モノレール 75 - 5000 - - - 日本 SAFEGE
湘南モノレール 75 - 500 4.0 4.0 4.0 日本 SAFEGE
大邸都市鉄道3号線 70  80 3000 4.0 3.5 4.5  韓国 ALW.jp
ジュメイラ・モノレール 70 - - - - - UAE ALW.jp
シアトルセンターモノレール 70 96 - - - - USA ALW.org
北九州モノレール 65 80 1000 3.5 4.0 - 日本 ALW.jp
多摩都市モノレール 65 80 1000 3.0 4.0 4.5 日本 ALW.jp
沖縄都市モノレール 65 - 1000 3.5 4.0 4.5 日本 ALW.jp
千葉都市モノレール 65 - 1000 3.5 3.5 4.5 日本 SAFEGE
千葉都市モノレール 65 - type0 - - - 日本 SAFEGE
ウォルトディズニーワールド 64 89 MarkY - - - USA ALW.dis
モスクワメトロ13号線 60 - (Intamin) - - - ロシア etc.Intamin
ヴッパータール空中鉄道 60 - 1970s - - - ドイツ EugenLangen
光学谷スカイレール 60 - - - - 中国 etc.
ジャクソンビルスカイウェイ 56 - INNOVIA100 - - - USA etc.bom
KLモノレール 55 80 Sutra Gen2.1 - - - マレーシア ALW.scomi
KLモノレール 55 80 Sutra Gen1 - - - マレーシア ALW.scomi
ディズニーリゾートライン 50 70 リゾートライナー - - - 日本 ALW.jp
セントーサエキスプレス 50 80 - 3.5 4.0 4.5 シンガポール ALW.jp
ディズニーランド 48 - MarkZ - - - USA ALW.dis
ドレスデン懸垂鉄道 9 -  - - - - ドイツ etc.

全世界-路線別

 アルウェーグ(ALWEG)開発のオリジナル規格モノレール車両は、主要機構において設計思想・構造規格を統一しており、その高い信頼性と性能から、多くの路線で上位性能を占めています。ウォルト・ディズニー・ワールド・モノレールシリーズは、ALWEGが開発しディズニー社が共同で設計した初期モデルをベースにしており、1959年にディズニーランドで使用が始まり、その後1971年にウォルト・ディズニー・ワールドにも導入されました。比較的後発のScomi社製ALWEG規格モノレール(SUTRA:Scomi Urban Transit Rail Application)も、ALWEG規格に忠実でありながら改良が施された車両構造を採用しています。SUTRAシリーズは1両あたりの重量が約15トン、最大速度90?km/h、IGBTインバータ駆動や再生ブレーキを備え、低床構造を特徴としています。
 ここで述べる「低床構造」とは、車内への輪郭(タイヤハウス部分)の突起が室内床面に食い込んだ形式で、乗降性や居住快適性に影響する設計思想です。東京モノレールでは、乗客用座席下にタイヤハウスが張り出すALWEGスタイルが典型ですが、この構造を低床構造と呼びます。連接構造車では、車両同士の継ぎ目部分に台車を設け、なるべく車内中央部の突起を排除するように設計されており、これはScomi SUTRAにおいても同じアプローチが見られます。ALWEGによる跨座式モノレールは、ボギー(車輪台車)が車両底部に組み込まれ、車体がガイドビームをまたぐ形式で構成され、安定性と乗り心地を両立させています。この設計は、東京モノレールやScomi SUTRAのように、乗客通行を可能としながら中心通路の突起を抑制する効果を持っています。ウォルト・ディズニー・ワールド版Mark VIでは、ALWEG由来の美観と機能を残しつつ、6両編成で最大40mph(約64?km/h)ながら、装備上は89?km/hまで性能可能と設計されており、エネルギー効率や安全性を確保した制御方式(再生ブレーキ、IGBTインバータ、MAPO信号制御など)を取り入れています。以上を踏まえると、ALWEG開発オリジナル規格のモノレールは、その低床構造やストラドルビーム効果的造形、及び先進の台車設計によって、車内中央部の出っ張りを抑えた快適な構造を実現しています。Scomi製ALWEG規格車(SUTRA)も、この伝統を受け継ぎながら近代化を図りつつ、低床設計への配慮がなされていることが明確に確認できます。

(例:INNOVIA200,300シリーズ(BOMBARDIER社)等)

後発メーカーながらアルウェーグオリジナル規格を採用したScomi社のモノレールシステム"SUTRA"
 (c)Shutterstock.com
 東京モノレール(c)MJWS田村拓丸
アルウェーグオリジナル規格の一つ、東京モノレール(写真は10000形)
(c)mjws.org

重慶軌道交通3号線
(c)Shutterstock.com
 
重慶軌道交通2号線
(c)Shutterstock.com
重慶軌道交通2および3号線は、アルウェーグ式モノレールの発展形である日本跨座式を採用するも、オリジナルに近い最高速度75km/hrとなっている。

【車両動作性能:速度】運用外(試験車両および廃線)
速度 車両
型式
動作性能 備考
加速度 減速度 減速度 地域 方式
営業
最高
速度
設計
最高
速度
常用 常用 非常
[km] [km] [km/h/s] [km/h/s] [km/h/s]
フューリンゲン実験線(1952:1.7km)
[試験スケール]
160 - MESSZUG - - - ドイツ ALW.org
オルレアン実験線(1960:1.2km) 120 - - - - - フランス SAFEGE
フューリンゲン実験線(1957:1.8km)
[実寸スケール]
81 - -
- - - ドイツ ALW.org
東京モノレール 80 - 500 - - - 日本 ALW.org
東京モノレール 80 100 100-350 - - - 日本 ALW.org
CRRC(中国中車(青島))  - 70 試作車両 - - 中国  ALW.CRRC
湘南モノレール 75 - 400 3.2 4.0 4.5 日本 SAFEGE
湘南モノレール 75 - 300 4.0 4.0 4.5 日本 SAFEGE
ヴッパータール空中鉄道(試) 60 - 2015s - - - ドイツ EugenLangen
日本ロッキード・モノレール
三柿野試験所(岐阜試験線)
83※1 120 標準T形 -
-
- 日本 Lockheed
姫路市営モノレール 50 90 100-200
標準U形
4.0 4.0 4.0 日本 Lockheed
トリノ博(1961) 50 80       イタリア ALW.org
小田急モノレール 40 120 500形(標準T形) 5.6 8.0 - 日本 Lockheed
モンキーパークモノレール 30 66※1 MRM100 - - - 日本 ALW.org
上野懸垂線 20 -  40 - - - 日本 etc
奈良ドリームランド(1961:0.843km) 16 40  - - - - 日本 ALW.ts
東芝 東京府中試運転線(1961:0.1km) 10 - - - - - 日本 ALW.ts
東山公園モノレール - 85 - - - - 日本 SAFEGE
日立制作所 笠戸構内(1961:0.27km) - - - - - - 日本 ALW.org


アルウェーグ(ALWEG)社
フューリンゲン実験線(1952:1.7km)

Bennie Railplaneのモノレール試験車両
Bennie Railplaneは、従来の鉄道とは別の高架路線で高速旅客輸送を行うことを目的に開発されたモノレール方式です。1930年代にスコットランドで試験路線が建設されましたが、資金難により開発者が破産し、路線は1950年代に撤去されました。公式な最高速度は残っておらず今回の一覧には含まれていません。

運用外

 「運用外」とは、すでに廃止されたモノレール路線や、営業運転を行わなかった試験専用路線を指します。本節では、これら運用外の事例において記録された最高速度を扱います。営業最高速度欄には、営業運転を行わなかった車両であっても、試験走行中に達成した記録上の最高速度を参考値として掲載しています。
 中でも注目すべきは、アルウェーグ社が開発した高速試験車両「MESSZUG(メッツツーク)」であり、跨座式モノレール車両としては他を圧倒する高性能を示しました。1960年代初頭に西ドイツ(現ドイツ)で行われた試験では、同車両が時速130km以上を記録しており、これは当時の鉄道技術としても異例の速度でした。この記録は、現在に至るまでストラドル式モノレール車両として世界最速級に位置付けられています。
 また、フランスにおいて実施されたSAFEGE(サフェージュ)方式の懸垂型モノレールの試験車両も高い性能を示しました。オルレアン近郊に建設された実験線では、試験走行中に最高速度120km/hを記録しており、懸垂式モノレールの可能性を広く示す結果となりました。ただし、いずれの試験路線も現在は撤去され、現存していません。
 近年の動向として特筆すべきは、2016年初頭に中国の大手車両メーカーであるCRRC(中国中車)がモノレール分野への本格参入を発表し、試験車両の画像や試験の様子を公開したことです。同社は独自の技術による跨座式モノレール車両の開発に着手しており、その走行安定性、低騒音性、ならびに省エネ性が注目されています。これにより、モノレール市場は従来の「三強」体制(日本の日立製作所、カナダのボンバルディア〈現:アルストム〉、マレーシアのScomi)に加え、CRRCを含めた「四強」時代に移行する可能性が高まっています(マレーシアScomiは経営破綻し現在は解体)。
 このように、営業運転に至らなかった試験車両や路線においても、モノレール技術の到達点を示す高速記録や設計思想の変遷は、今後の開発動向を占う上で非常に示唆的です。なお、本項で記載する最高速度は、いずれも営業運転での実績ではなく、実験走行中に記録された速度であることにご留意ください(※1)。

【モノレール技術の到達点と進化:MESSZUG・SAFEGE】

アルウェーグ(ALWEG)社が開発した試験車両「MESSZUG(メッツツーク)」は、1950年代から60年代にかけてドイツのフューリンゲン(Fuhlingen)に設けられたテストトラックで走行実験が行われた跨座式モノレール車両です。台車を車体内部に配置し、車体がガイドビームをまたぐ設計により、安定性と乗り心地を追求していました。テスト走行では時速130km以上を達成し、当時としてはモノレール技術の限界を越える性能を示しました。この記録は同方式車両の中でも突出しており、ALWEG技術の象徴といえます(ただし、具体的数値は歴史資料による)。


アルウェーグ(ALWEG)社
試験車両「MESSZUG(メッツツーク)」

SAFEGE社
Chateauneuf-sur-Loire試験線

 一方、フランスのSAFEGE方式(Societe Anonyme Francaise d’Etudes de Gestion et d’Entreprises)による懸垂型モノレールの試験車両は、1959年からロワレ県シャトヌフ=シュル=ロワール(Chateauneuf-sur-Loire)やオルレアン近郊で実験線が運用されました。車両はボックスビーム内にタイヤ台車が設置され、車体は線下に懸垂される構造で、外気の影響を排除しながら安定した高速走行を目指しました。試験の結果、最高速度120km/hを記録し、懸垂モノレールの技術的可能性を示す重要な成果となりました。なお、この試験線はいずれも現在は撤去され、現存していません。
 「MESSZUG」はALWEG方式における跨座試験車両の最高峰として、約130km/hを記録した歴史的存在であり、「SAFEGE」方式の懸垂型試験車両も最大120km/hを達成、技術的な可能性を示しました。現在ではこれらの実験路線はいずれも消滅していますが、歴史的に技術の原点となっています。


【車両動作性能:速度】(トランスラピッド)
速度 車両
型式
動作性能 備考
加速度 減速度 減速度 地域 方式
営業
最高
速度
設計
最高
速度
常用 常用 非常
[km] [km] [km/h/s] [km/h/s] [km/h/s]
上海トランスピッド 431 501 -  - - - 中国 Transrapid
TR-09  350 505 TR-09 - - - ドイツ Transrapid
TR-08 - 500 TR-08 - - - ドイツ Transrapid
TR-07  - 500 TR-07 - - - ドイツ Transrapid
TR-06 - 400 TR-06 - - - ドイツ Transrapid

※トランスラピッドは、その構造上「モノレール」に分類され得るものの、日本国内で一般的に認識されている「モノレール」(多くはタイヤ式の跨座式または懸垂式)とは大きく異なる技術体系であるため、本稿では便宜上、別表にて扱います。
 モノレールに類する交通システムの中で、最高速度記録を保持しているのは磁気浮上式(Maglev)モノレールです。中でも代表的な存在が、中国・上海において運行されている「トランスラピッド(Transrapid)」方式のリニアモノレールです。この車両は、ドイツのトランスラピッド社と中国政府が共同で開発・導入したもので、2003年11月12日の試験走行において最高速度501 km/h(311 mph)を記録しました。この速度は、モノレール系システムにおける世界最速記録であると同時に、有人列車としても非常に高い水準にあります。 上海マグレブ列車は、上海浦東国際空港と市内東部の龍陽路駅を結ぶ全長約30.5kmの専用軌道上で運行されており、通常の営業運転においても最高速度は431 km/h(267 mph)に達します。これにより、全行程はおおよそ約7分半?8分で結ばれており、現在も世界最速の商業運転中の鉄道システムとしてその地位を維持しています。
 このトランスラピッド方式は、レールと車両の間に直接接触がない非接触浮上・推進方式を採用しており、これにより摩擦の影響を極限まで排除した高速走行が可能となっています。そのため、従来のタイヤ式または鉄輪式モノレールとは技術的にも走行性能的にも大きく異なる系統に属すると考えられます。以上の理由により、トランスラピッドは技術的には「モノレール的構造」を持つものの、日本国内で普及しているモノレールの範疇とは異質であると判断し、区別して記載しています。


トランスラピッド車両
(c)Shutterstock.com
 
営業線として採用された上海トランスラピッド
(c)Shutterstock.com


最終更新 2025/07 調査・MJWS編集室/校閲、協力 田村拓丸(Monorail Japan)

表記-ハッチング(方式欄へ配色)  
 ハッチング赤 跨座式モノレール 
 ハッチング青 懸垂式モノレール
表記-方式
ALW.org アルウェーグ式モノレール(オリジナル)
低床タイプ [ALWEG開発および日立製作所初期が該当]
ALW.dis アルウェーグ式モノレール(オリジナル規格ディズニー製)
低床タイプ[ALWEG開発およびディズニーによる共同開発]
ALW.jp アルウェーグ式モノレール(日本跨座式-日立)
高床タイプ[日立製作所 日本標準規格]
ALW.ts アルウェーグ式モノレール(東芝)
低床タイプ[東芝社開発]
ALW.bom アルウェーグ式モノレール(BOMBARDIER社製)
低床タイプ [BOMBARDIER社開発]
ALW.scomi アルウェーグ式モノレール(Scomi社製)
低床タイプ [Scomi(MTrans)社開発]
ALW.CRRC アルウェーグ式モノレール(CRRC社製)
高床タイプ [CRRC(中国中車)社製]
SAFEGE サフェージュ式モノレール(オリジナルor三菱製)
[SAFEGE、三菱グループ開発]
Lockheed ロッキード式モノレール
[ロッキード社、川崎重工開発]
Transrapid トランスラピッド(マグレブ式)
etc その他 

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